楽しい学生日記#2「留学生と献血に行った日」
先日、学校に献血のバスが来ていた。
私は献血をしたことがないので、経験してみようと思った。
自習室で勉強していた隣の席のトム(仮名)を誘い、献血バスへと向かう。
トムは先輩の留学生。英語が堪能なため、少し英語の話をした。
私「俺の英語の先生が、海外の方なの。
それで、ジョークを言ってるのは雰囲気でわかるんだけど、
意味がわからないから愛想笑いになっちゃうんだー」
トム「僕もそうだったよ」
私 「そうなの!?今はどれくらいわかるの?」
トム「うーん半分くらいかなー」
私 「そっかー、そういう時ちょっと気まずいよねー」
トム「うんうん」
こんな会話をした。その後、
私「『私は献血をしたいです』って英語でなんていうの?」
彼「 I want to donate blood」
私「あいうぉんとぅどねっとぶらっど...?」
何度も復唱し覚えた。
彼は献血の受付の人と、英語で会話をするだろう。
したがって、私も英語での受付に挑戦してみた。
私「あいうぉんとぅどねっとぶらっど」
受付の方「確認事項がいくつかあるんですけど...」
通じたようだ。
テントの中では、健康状態の確認作業や、待ち時間があった。
待っている間、暇だったので、テントの中の男性スタッフに話しかけてみた。
私 「今日、学生は結構きましたか?」
スタッフ「全然来ないねぇ。学校関係者の大人とか、近所の人が多いかなぁ」
私 「あーそうなんですね。実は、マッチョの知り合いも誘ったんですよ」
スタッフ「マッチョ?」
私 「はい。もしかすると、授業終わりに来るかもしれないです。」
スタッフ「おおー、ありがとねぇ」
私 「でも、すごい怖がってました。あんなにマッチョなのに、
まだ怖いものがあるのかい!ってツッコミ入れちゃいましたよぉ〜」
スタッフ「へー...」
ん?リアクション薄いな。この人留学生か?
バスの中へ乗り込むと、看護師のおばちゃんが、私の指に小さな針を刺し、
血液検査をしてくれた。
看護師さん「今日って、この後予定とかあります?」
私 「えーっと、宿題があります。」
看護師さん「そっかそっか笑」
看護師のおばちゃんは、私がどんな返答をしても、笑顔で包み込んでくれた。
その後、ベットに導かれ、採血が始まった。
看護師さんが笑顔で会話をしてくれる。
看護師さん「今日初めてなの?」
私 「はい笑」
看護師さん「そっかそっか~。安心して❤️私も初めてだから❤️」
私 「またまた〜笑」
おばちゃんは、嘘をつくヤリマンのような返答をした。
その後、腕に針を刺される。注射は苦手だが、
ここは看護師さんをリードしなければならない。
全く痛くないそぶりで、看護師さんに心配をかけないようにせねば。
看護師さん「ぷっくりしてて、すごい注射しやすい血管ですね!」
私 「そうなんですか?笑。ありがとうございます笑。」
このシチュエーションは、何かに似てると思った。あれだ、
風俗嬢に「おっきい!すんごい気持ちよさそうなおちんぽだね!」
とブツの大きさを褒められて、喜んでいる男性客だ。
看護師さん「じゃあ、ちくっとしますねー」
私 「はい....うぐっっ!!!」
看護師さん「大丈夫ですか?」
私 「はい...全然大丈夫です笑_」
看護師さん「採血した後だと、頭がすっきりして勉強が捗ると思いますよー笑」
私 「そうなんですか?笑。嘘ついてないですよね笑」
看護師さん「ほんとほんと!テスト期間中の学生さんが来ることもあるんですよー」
私 「嘘ついてないですよね!?笑」
看護師さん「ほんとだよ笑。私嘘つかないから!」
私 「そうなんですね笑」
看護師さん「うん笑。私を信じて笑」
私 「わかりました笑」
看護師さん「信じるものは救われるっていうしね...」
え...?ひ、ひやぁぁぁぁァァァァァ!!!
気づいた時には終わっていた。
採血後、何故かエナジードリンクと、蒙古タンメン中卒というカップラーメンをもらった。
夜ご飯まで提供していただき、感謝しかない。
帰りは留学生のトムと一緒に帰ることになった。
彼は、カップラーメンを指さして「これなんて読むの?」と聞いてきた。
私 「もうこタンメンちゅうそつだよ」
トム「中卒って何?」
私 「中学を卒業したってことかなー」
トム「へー!でも、なんで中卒って書いてあるんだろ」
私 「えーっと...。ん?なんでだろ。
多分だけど、中学生以上じゃないと、食べれないくらい辛いってことだと思うよー」
そんな会話をした。
〜その後〜
私 「今の学校に来てから覚えた言葉とかある?」
トム「サークルの先輩に教えてもらった言葉とかあるよ」
私 「どんな言葉?」
トム「えっと、青姦....自慰行為....」
私 「え!?」
なんてことを教え込まれているんだww悪い先輩もいるもんだ。
私 「英語でよく使う言葉って何?」
トム「うーん、ファックかなぁ」
私 「ファック!?!?」
トム「ファックだけだと、セックスするって意味だけど、
ワッタッファっ(多分What Tha Fack?)っていうと
【なんてことだ!】って意味になるんだよ。
私「へー!そうなんだ!今度先生に言ってみる!」
〜帰宅後〜
蒙古タンメン中卒の意味がわからなかったので、ネットで調べてみた。
蒙古タンメン中卒ではなく、蒙古タンメン「中本」と読むらしい。
達筆すぎて読み間違えていたようだ。
あれ!?トムに嘘の情報を教えちゃった!?
What Tha Fack!!!!!
そんな1日であった。
【自己紹介】
「はるかふきのとう」と申します。「就職したい。」という2人組で音楽を作ったり、ラジオのようなエピソードトーク?をYouTubeに投稿しています。